現物もレバレッジ取引もできる仮想通貨取引所 DMMFX

現物取引も仮想通貨FXもできるDMMビットコイン

DMMビットコインでは現物取引に加えて仮想通貨FXも可能です。ただし、いずれも板取引ではなくレート提示形式となっています。

DMMビットコインの出来高は?

取引所の出来高が大きいほどトレーダーにとっては有利な取引環境になるため、仮想通貨取引所を選ぶ際に出来高はセキュリティの次くらいに非常に重要な要素です。
しかしDMMビットコインでは現物、FXともにレート提示方式となっており、残念ながらDMMビットコインの出来高は不明です。

DMMビットコインでアビトラをしたい場合は?

DMMビットコインはスプレッドが広めです。また、アビトラはマーケットが荒れているときこそチャンスが増えますが、DMMビットコインではマーケットが荒れているタイミングでスプレッドがさらに広がってしまいます。また、DMMビットコインではAPIも使えないので、DMMビットコインをアビトラに活用するのはなかなか難しいと思います。

DMMビットコインはリップル(XRP)の取引が可能

日本ではビットコインに次ぐ人気があるリップルですが、DMMビットコインではリップルの取引が可能です。現物だけでなく、FX取引も可能です。

ただし、問題はスプレッドの広さです。記事執筆時点では特にマーケットは荒れていませんが、リップル現物のレートは
Ask 35.393円
Bid 33.498円
と、なんと2円以上のスプレッドが開いています。これでは販売所と変わりません。とても不利な環境なので残念ながら現状ではオススメできません。
一方、FXは
Ask 34.631円
Bid 34.277円
と、現物に比べてかなりスプレッドが狭いです。ただ、これでもまだ価格に対して1%ものスプレッドが開いており、頻繁な取引をする場合は少々厳しい環境です。

リップルを取引したい場合はビットバンク、LIQUID(QUOINE)、GMOコインを使いましょう。ビットポイントでもリップルの取引ができますが、2019年7月12日の仮想通貨流出事件を受け、記事執筆時点ではリップルを含む全取引が停止されています。

いい仮想通貨取引所の要件を評価

筆者が考えるいい仮想取引所の条件は次の通りです。
①セキュリティの高さ ②スプレッドの小ささ ③板の厚さ ④レバレッジ取引ができるかどうか ⑤手数料の安さ ⑥経営体の強さ
DMMビットコインについてこれらの要素を評価します。

☆DMMビットコインのセキュリティは?

仮想通貨はその性質もあって、セキュリティ面に問題を抱えています。ご存じの通り日本を含め世界各地の仮想通貨取引所はこれまで何度もハッキングや仮想通貨盗難などの問題が発生しています。セキュリティは常に、すべての仮想通貨取引所の課題になっており、トレーダーにとっても仮想通貨取引所のセキュリティは最重要事項です。
しかし、取引所のセキュリティ周りの内部体制がどうなっているのかは外から把握することができないので、DMMビットコインのセキュリティがどうなっているかは評価が難しいところです。
そこで、外部から客観的にサイトのセキュリティを計測する方法のひとつに、observatory.mozillaというサービスがあります。Mozillaは20年以上前からブラウザなどのウェブアプリケーションを開発している歴史ある専門業者です。このサービスを使うと誰でもあらゆるサイトのセキュリティ評価の採点が自動でできます。このサービスでのDMMビットコイン の採点結果はこちらです。
https://observatory.mozilla.org/analyze/bitcoin.dmm.com

この点数は随時変わります。DMMビットコインの過去の得点履歴を見ると一度は10点だったことも50点だったこともありますが、記事執筆時点の点数は55点で、評価はCでした。普通の感覚で考えると55点は低めと感じますが、この評価基準ではかなり高めの得点です。
というのも、国内取引所には記事執筆時時点で0点の取引所が2か所あります。取引所以外ではセキュリティ対策を標ぼうしている業者が0点のこともあり、日本の省庁も0点のところは珍しくありません。銀行口座にログインできるメガバンクの公式サイトが1ケタ得点だったりします。
筆者調べでは現在日本の取引所の中で最高得点はビットバンクの70点で、次いでLIQUID/QUOINEが65点です。また、筆者が知る限り最高得点の取引所はBitMEXで、調査時点では105点という異常な高得点でした。
参考までに、東京大学は15点、googleは50点です。ちなみに内閣サイバーセキュリティセンターは60点で、国内の省庁の中では突出して高いです。
このような評価基準なので0点が最悪に危険な得点とは必ずしも言えないと思います。基本0点になるような厳しい評価です。この評価基準はセキュリティに対する様々な評価手法の1つに過ぎません。従って、この得点が高いからといって直ちに高セキュリティであるとか、逆に評価点が低いからといって直ちに低セキュリティということは言えないでしょう。
ただ、この得点が高いほうが様々な要素を幅広く気にした対応がされていることが予想されるので、筆者は個人的にこの採点もセキュリティ面の安心材料の一つとみてそれなりに気にしています。その点、55点は良好な点数です。
いずれにしても、この得点よりはるかに重要なのは顧客分の仮想通貨がちゃんとコールドウォレットで管理されているかどうかだと思います。本当にコールドウォレットで管理されているかどうかは外からはわからないので「信じるしかない」という世界になります。
仮想通貨取引所を使うことは、程度の大小こそあれ、不安と戦うことは避けられません。

DMMビットコインのセキュリティについては
https://bitcoin.dmm.com/about/security
に詳細が書かれています。この通りだとすると相当セキュリティに気を使っていると思います。コールドウォレット管理の資産比率が90%以上と明記されているのも好感度が高いです。また、コールドウォレットからホットウォレットへの移動やホットウォレットから外部ウォレットへの出金に当たっては2人体制の承認を要するとされており、理想的なセキュリティ管理体制が採られていると感じます。
このようなセキュリティ体制をしっかりオープンにしてくれるのはユーザーにとって安心材料になり、ありがたいことです。

☆DMMビットコインのスプレッドは?

スプレッドはトレーダーにとって手数料とほとんど同じ存在です。トレーダーも取引所も、スプレッドが広くて得することは何ひとつとしてありません。より有利なスプレッド条件を求めると出来高が重要な指標になりますが、残念ながらDMMビットコインのBTCは出来高が不明で、スプレッドは広めです。
記事執筆時時点でビットコイン現物は
Ask 1,091,883円
Bid 1,088,612円
と、3000円以上のスプレッドが開いていました。もしも3000円の差額をアビトラで抜ければ悪くないレベルの価格差です。これほどのスプレッドが実質手数料として取引のたびにかかるのはかなり痛いです。
一方、FXでは
Ask 1,090,759円
Bid 1,089,777円
と、スプレッドは1000円程度です。ビットコイン現物で手数料込みで1000円くらいの手数料はよくあることで、これくらいのスプレッドなら実用性があります。DMMビットコインで取引するなら現物よりFXのほうがいいのではないでしょうか。
また、前述の通りリップルのスプレッドは約1%という相当広めの値となっており、現状ではあまりお勧めできません。0.1~0.3%くらいに縮まると実用的です。いつか縮まることを期待しています。
ただ、レート提示方式ではスプレッドを小さくしたくても限度があり、板取引方式よりスプレッドを小さくするのは難しいのかもしれません。とはいえ、レート提示方式にも「全量が同じレートで約定する」というメリットはあるので、大口の取引をする場合は選択肢のひとつになるでしょう。
やはり仮想通貨の魅力は板取引だと筆者は思います。当初板取引がなかったGMOコインは板取引を開始し、同様にSBIVCも板取引の準備を進めています。ぜひDMMビットコインも板取引を追加してほしいです。板取引が始まればユーザーの取引環境が一気に好転し、売買が増えると思います。

☆DMMビットコインの板の厚さは?

板が厚い取引所ほど一度により大きな取引ができるので、資金力のある大口トレーダーが参加しやすくなり、さらに取引量が増えて板も厚くなっていくという正のフィードバックをもたらします。しかし、DMMビットコイン はレート提示方式で板はありません。レート提示方式はスプレッドが不利になりがちですが、大量のオーダーでも約定するというメリットがあります。レート提示方式では板の厚さを気にせず売買できるので、まとまった量を取引したい場合は選択肢の一つになると思います。

☆DMMビットコインはレバレッジ取引できる?

DMMビットコインではレバレッジ取引が可能です。ビットコインだけでなくアルトコインのレバレッジ取引も可能です。ただしビットコインを除く通貨ではいずれもスプレッドがかなり大きめとなっており、頻繁な売買を行うにはあまり有利な環境ではありません。

☆DMMビットコインの取引手数料は?

DMMビットコインの取引手数料は現物、レバレッジともに無料です。かかる手数料はレバレッジ取引のポジション料で、1日に0.04%かかるだけです。
取引所によってはビットコインの手数料だけ安くアルトコインの手数料が高めになっていることもありますが、DMMビットコインではビットコインもアルトコインも同じ手数料になっています。DMMビットコインはスプレッドは大きめですが、その代わり手数料は非常に安い部類の取引所です。
ただし仮想通貨取引所の手数料はよく変更されるので、常にご確認されることをお勧めします。DMMビットコインの最新の手数料はこちらです。
https://bitcoin.dmm.com/transaction_product/fee

☆経営母体が強力であるか

仮想通貨取引所は上場企業の関連会社であることがあります。DMMビットコインは上場企業の関連会社ではありません。ハッキングや盗難などの大きな問題が起こったとき、補填などで頼れるバックがいるのは安心要素につながります。上場企業に関連していないからと言って補填がないわけではありませんが、上場企業の関連会社であることは安心要素の一つだと思います。親会社のDMMは上場していませんが、売上高は2000億円を超え、日本最大のユニコーン企業ともいわれています。関連会社のDMM証券は純利益が100億円を超えたこともあり、DMMビットコインも直近で10億円近い経常利益を出しています。このことから、豊富な資金力が予想されます。何かトラブルがあったときの資金バックアップも期待できるのではないでしょうか。

DMMビットコインのメリット・デメリット

〇レバレッジ取引が可能
〇リップルをはじめ複数のアルトコインの取引が可能
〇手数料が非常に安い
〇セキュリティ体制が明確に書かれている
×APIが使えない
×板取引がなくレート提示方式のみ
×スプレッドが大きめ

DMMビットコインのまとめ

DMMビットコインはビットコインだけでなく様々な通貨のレバレッジ取引が可能で、セキュリティ体制が理想的です。手数料も非常に安いです。ただ、レート提示方式のみで取引所形式ではなく、APIも使えません。そしてスプレッドの広さ最大のネックです。
現物のスプレッドは特に広く、頻繁に取引する場合メインで使うのは難しいと思います。
レバレッジ取引のスプレッドのほうがかなり狭いので、DMMビットコインではレバレッジ取引のほうがおすすめです。
アルトコインのスプレッドはかなり広いですが、ビットコインのスプレッドは狭めなのでビットコインのレバレッジ取引であればメインの取引所として使える可能性もあります。
DMMビットコインが取引所形式を始めるという話はありませんが、もし取引所形式になれば現物・レバレッジともにかなり使いやすい取引所になりユーザーも増えるのではないでしょうか。ぜひ取引所形式も追加してほしいところです。

(記事の内容は執筆時時点の筆者調べの情報です。最新情報は各位ご確認ください。)