【前編】本気でFXをやるなら超絶オススメ!FX用のすごいサービス「Myfxbook」とは?

Myfxbookとは?

 Myfxbookは登録ユーザーがMeta Trader(※)で取引したトレード成績・トレード履歴を自動で公開したり、ほかのユーザーが作った自動売買システムを使ったりできる海外のトレード関連サービスです。運営者の発表によるとユーザー数は9万人以上です。
 Myfxbookはメタトレーダーの自動売買システム(EA)がメインのサービスですが、手動売買も履歴公開の対象になっています。また、デモ口座のバックテストに加えてリアル口座でのフォワードデータも閲覧可能です。リアル口座での取引結果やフォワード実績はデモ口座やバックテストの取引結果よりもはるかに有用な情報です。Myfxbookでは様々なトレーダーのトレード履歴が閲覧できるため、初心者にもプロトレーダーにも有用です。Myfxbookで勝っているトレーダーや有力ロジックを探し、その売買損益を閲覧することは自らのトレードを改善するにあたっても大いに参考になり役立つことでしょう。
 Myfxbookは日本語非対応の英語サイトですが、あまり英語がわからなくてもなんとかなるコンテンツも多いです。また、レビューなどの文章を読みたい場合はGoogleが提供するブラウザのChoromeが便利でしょう。Choromeには自動翻訳機能があり、それを使えば何を言ってるかある程度わかると思います。とても有用なサイトなので、英語が苦手でもぜひ一度ご覧いただきたいです。

※厳密にはcTrader, MetaTrader 4, MetaTrader 5, fxTrade/fxTrade Practice, FXCM Trading Station and Strategy Traderという6種類のトレードプラットフォームがMyfxbookに登録可能ですが、日本のトレーダーにとってはMT4がほぼすべてのプラットフォームになるでしょう。

Myfxbookのコンテンツと機能 1~4 前編

 Myfxbookが単なる自動売買システムの専門サイトだと思ったら大間違いです。たしかにMyfxbookは自動売買システムが中心となっていますが、それ以外にもFXに関する様々な有用情報が提供されています。Myfxbookには次の9つのコンテンツ・機能があります。これらのコンテンツはサイトの上部タブに左から順に対応しています。

①Portfolio:ポートフォリオ

 ユーザーの取引を分析する機能です。自らの過去の取引を視覚的に振り返り、トレードスタイルを改善していくのに役立ちます。利用には会員登録が必要です。

②Charts:チャート分析

 閲覧は会員登録不要です。ユーザーがチャートをアップして、ユーザー間で「いいね」をしたりディスカッションする機能です。チャート分析の勉強になると思います。ただし議論は英語です。チャートを投稿したり議論に参加するには会員登録が必要です。

③Market:市場分析

 会員登録不要で利用できます。各通貨ペアの直近の相対的な強弱変化の一覧、直近のパターン分析による騰落予想、直近のボラティリティ一覧、各通貨間の直近の相関係数、コミットメントデータのチャート、流動性変化のチャートが閲覧できます。いずれも日本のFX会社では手に入れにくいデータで、このような情報を得ることで市場に対する視座が高まり、俯瞰のために役立つでしょう。
コミットメントデータのチャートには2種類の情報が週次でチャートになっています。
それぞれのチャートでは3種類のトレーダーに分けて売買ポジションの変動が表示されています。

 1つ目のチャートではポジションの保有者を次の3種類に分けて表示されています。
①商業取引
②大口投資家
③小口投資家
2つ目のチャートでは次の3種類のトレーダーに分けて表示されています。
①ディーラー:通常はセルサイド。世界の大手銀行や証券会社、デリバティブのディーラーなど
②資産運用会社/機関投資家 : 通常は「購入サイド」。年金基金、保険会社など
③レバレッジドファンド : 通常は「購入サイド」。ヘッジファンドなどのマネーマネージャー、その他未登録ファンドなど

④AutoTrade:他のユーザーが登録した自動売買システムによるミラートレード

AutoTradeのご紹介は本記事のコアです。非常に面白いサービスです。

AutoTradeはMyfxbookのメインコンテンツの一つで、AutoTradeの利用には会員登録が必要です。
AutoTradeではあるユーザーがMT4で行った売買を、Myfxbookを通じて利用者のMT4のアカウントに反映させ、実際のトレードとして売買できます。これをミラートレードと言い、大元の売買システム提供者の売買オーダーをそのままトレースした取引がユーザーのMT4上でも自動で行われます。
AutoTradeで利用可能な売買システムの中には有償のものもあれば無償のものもあります。
また、Myfxbookに登録して実績を残すことで、AutoTradeに売買システムを提供することができるようになります。売買システムの提供者になる条件は次の通りです。

【AutoTradeの提供者資格】

1.Myfxbookに登録してから3ヶ月以上経過し、リアル口座で検証済みのMetaTrader 4アカウントを持っている
2.ドローダウンが50%以下である
3.最低10%以上の収益率があり、かつ収益がドローダウンを上回っている(3ヶ月間)
4.1取引あたりの平均ピップが3.0以上である(3ヶ月間)
5.平均取引時間(=ポジションのOPENからCLOSEまでの時間)が5分以上 (3ヶ月間)
6.マーチンゲールとグリッド(≒ナンピン)は使用禁止
7.直近3ヶ月間の取引で1000ドル以上の口座残高を維持している
8.100取引以上している(3ヶ月間)

これらの条件を満たすと、MyfxbookのAutoTradeで売買システムを提供できるようになるようです。売買システムの提供者は勝ち取引ごとに最大で0.5pipsを対価として得ることができます(無償設定も可能)。

【AutoTrade提供者の受け取り報酬の計算例】

もしも有用な売買システムを提供した場合、どれくらいの対価が得られるでしょうか。次の前提条件の下での報酬を試算します(Myfxbookの説明で使われていた数値を引用しています)。

・勝利取引1回あたりの報酬を0.5pipsとする
・システム利用者は250人とする
・月間取引回数は往復100回とする
・勝率は65%とする
・全利用者のトレード総量は80ロット/取引とする (※1ロット=10万通貨)
・0.5pipsの値は5ドル/ロット
(※通貨によって1pipsの価値が変わるため)

この場合、売買システム提供者の月間報酬は
80ロット×65%×100回×5ドル = 26,000ドル(=280万円 @108円/ドル)
です。

この前提条件の場合、相当な収益になりますね。
小ロットでトレードするよりもずっと大きな利益になりますし、負けトレードのリスクがなくなります。
まあ、月に往復100回して2/3以上数pips抜いてプラスになるようなロジック自体が相当優秀ですが。

上記の前提条件で1万通貨で取引したとしましょう。さらに過程を上乗せして、1回の平均利益が6pipsで、平均損失も6pipsだとすると、65回勝って35回負けていますから、6*65-6×35=180pipsの利益。1万通貨なので利益は180ドル(19440円)。
自分ひとりで細々使っていたら月に2万円の利益にもならないのに、みんなに使ってもらうことで280万円の利益に。
アメリカンドリーム(?)ですね。
こんなシステムができたらあえて自分で使わず、AutoTradeに登録したほうがいいかもしれません。

AutoTradeのまとめ

このように、AutoTraderはたとえ投資する元手がなくても、イケてる売買システムを作って提供することができれば、資金力のあるトレーダーが代わりに売買システムを使って稼いでくれて、その一部が提供者へ還元される仕組みのようです。
逆に、トレードが下手でずっと損をしてきて、まだ何のエッジ(トレードにおいて期待値がプラスになると考えられる優位性のある取引手法)を持っていなくても、運用資金さえあれば熾烈な競争を勝ち抜いてきた優れた売買システムを使ってチャンスを得ることができます。
理想的なWin-Winのマッチングといえそうです。

Myfxbookでは優秀な売買システムはランキングで上位表示されるので多くのユーザーの目に触れます。
利用者もすぐに増えるでしょう。
人気や知名度、過去の栄光はすべて抜きの、純粋に数字だけの合理的かつシビアな勝負です。
無名の新人でも売買システムの数字さえ優れていればすぐに注目されることが可能です。
参考までに日本のEA販売サイトであるGogoJungleで最も売れたEAは単価約3万円で2000本以上も販売されました。
世界中にユーザーがいるMyfxbookで、初期費用がかからず、取引ロット比例の完全成果報酬であるAutoTradeなら、上記の試算例よりもずっと多い利用者が見込めるのではないでしょうか。
そうなると相当大きな利益が期待できそうです。

ただし、この報酬体系では勝率が高いシステムほど提供者側が有利になるので、登録されるのはコツコツドカン型に偏りがちになりそうです。
とはいえ、システムを提供するためには「売買システムの提供側になる条件」を同時に満たす必要があり、ドカンが一発あった時点で条件が満たせなくなってしまうので、ドカンに対してもそれなりの配慮がなされているのではないでしょうか。

AutoTradeのまとめ

このようにMyfxbookのAutoTradeはとても面白く魅力的なシステムではありますが、日本在住者はAutoTradeの利用は避けたほうがよいでしょう。
なぜならばMyfxbookは海外サービスであるため日本の金融取引業資格を持っておらず、金商法にも準じていないので、利用側、提供側ともに適法性が不明なためです。
海外サービスですので、基本的に何かあっても泣き寝入りするのみです(まあ、国内でも泣き寝入りになるケースはたくさんあるでしょうが…)。
また、日本人がAutoTradeの提供側となった場合の扱いはさらに不透明性が増します。
日本国内での日本人同士のサービスに限れば投資助言業資格を持っていればクリアできるのかもしれませんが、Myfxbookには日本人以外の利用者も多数いる(というか海外トレーダーがメインです)ため、その法的な扱いがどうなるのかも不明です。

日本にもこんなすごいサービスがあればいいなと思う反面、このあたりのサービスは一歩間違えばすぐに詐欺や破産を誘発するので難しいところではあります。
保護や規制にも良し悪しがあり、必ずしも悪い面ばかりではないということです。
それによって救われた人も必ず存在するはずなので。
たとえ使えなくてもこういうものがあることを知っておくと、トレードにおいても色々ためになると思います。

さて、Myfxbookのサービス紹介をしてきましたが、情報量が増えてきたのでここでいったん一区切りして前編とさせていただきます。Myfxbookのコンテンツの続きは後編でご紹介します。