半年で14BTC→2000BTCにしたスーパートレーダーの取引手法ネタバレ

こんにちは。筆者は日夜の市場研究の傍ら、すごいトレーダーを探しては驚きと気づきを得ています。実際に勝っている(であろう)トレーダーの言動を見て学ぶのはとても有意義だと思います。

ハゲ先生について

今回ご紹介するすごいトレーダーはハゲ先生(@hagesensei)です。

ハゲ先生は元税理士で、アルトコインの一つであるNANJCOINの運営メンバーです。ハゲ先生は2018年にBitMEXという世界最大のビットコインFX取引所でスーパートレードを繰り返し、仮想通貨界隈の歴戦トレーダーたちを驚嘆させました。2018年にはBitMEXにおける収益ランキングで世界5位になりました。

現在は残念ながら2018年当時のツイートはすべて消えてしまっていますが、その伝説のトレード・ツイートは複数のサイトでまとめられ、様々な形でいまもネット上に残されています。本記事ではそれらのまとめ記事も併せてご紹介します。

※先生自体が敬称なので、「ハゲ先生 さん」という呼称は回避し、敬意を込めつつ「ハゲ先生」と書かせていただきます。

スーパートレード連発→それらをも上回る驚異のタネ明かし

2018年1月に起きた仮想通貨バブル崩壊の悪夢から少し経って仮想通貨市場も小康状態になりつつあった2018年の春、ハゲ先生は14BTCでBitMEXでのBTCFXトレードを開始し、そこからわずか半年程度で資産を2000BTC以上まで増やしました。ただ、最終的にいくつかのミスが重なって大きく累積利益を減らしてしまい、2018年の11月にBitMEXのBTCFXを引退されてしまいました。

しかし、数々のスーパートレードを上回るほどの衝撃を仮想通貨界隈にもたらしたのは、BTCFXの引退を機にこれまで大勝し続けてきた売買手法のタネ明かしツイートでした。

当時、ハゲ先生のフォロワーはハゲ先生がいったいどんな判断基準によってBTCFXの売買を行い、そして大勝ちし続けられているのか、誰もよくわかっていない状況でした。そのような前フリ(?)もあって、ハゲ先生のネタバレツイートは大きなインパクトをもたらしました。筆者は「必然的にトレードで勝ち続けられる強トレーダーはここまでやっている(できる)のか…」という、ある種絶望に似た感情を覚えました。

ということで、早速このネタバレを含めたハゲ先生のツイートの数々を引用してご紹介したいのですが、前述の通り、現在ハゲ先生の2018年のツイートはすべて消えてしまっています。そこで、WEB魚拓を頼りにしました。下記リンクにハゲ先生のトレード手法のネタバレツイートが残っています。ツイート時期は11月に大きな損失を出されたすぐ後です。

web.archive.org: https://web.archive.org/web/20181121125958/https:/twitter.com/hagesensei

ハゲ先生のトレード手法

ハゲ先生のネタバレは

・ビットコインは主に過去のドル円チャートに倣った動きをしている

・時折ドル円以外の通貨ペアのチャートも利用している

・ハゲ先生は時間軸別に過去のドル円や他の通貨ペアのチャート・アルゴリズムを頭に入れていたためビットコインの値動きも予測できた

 というものでした。

ハゲ先生は上記について実際のチャートの具体例をいくつも挙げながら説明してくれました。とんでもないネタバレです。ビットコインの値動きがドル円のチャートを踏襲していることに加え、ビットコインの「チャート作成担当者」の存在や挙動も合わせて指摘・示唆・推測されています。すなわち、ビットコイン市場にはあるプライスリーダーが存在していて、意図的にビットコインのレートを動かすことでチャートが描かれているという指摘。そして、それは主に過去のドル円の値動きに基づいた動きへ誘導されているという指摘です。

ただ…例えそうだとしても、仮にそうなるとわかっていたとしても、ハゲ先生のスーパートレードを真似するのは容易ではありません。なぜならばハゲ先生のトレードを模倣するためには膨大なチャートの形を写真のように覚える特殊能力(印象記憶?)が必要とされるからです。そのうえ、同じ時間足を見ていればいいわけではなく、時間足をいろいろ変えてみたり、場合によってはチャートを反転させてみたりする必要まであるようです。これを人間の脳でやるのはなかなか難しいので、AIの画像認識・パターン認識を使ったほうがよさそうです。しかし、特殊な記憶力を生かして人力でやるにしても、技術力を生かしてコンピュータで相似パターンを解析するにしても、要求水準が高すぎて万人にできることではありません。

次に、トレードで利益を出し続けるために手法と同じかそれ以上に重要であるともいわれる心理面、トレード観についてご紹介します。

ハゲ先生のトレード観

先ほどのWEB魚拓のツイートにハゲ先生のトレード観に関するツイートが少しだけ残されています。

その概要は

・FXギャンブラーは最後に大失敗して引退する

・FXギャンブラーは常に全力

・勝ちまくると資産が激増する

・負けると資産を飛ばす

・FXギャンブラーはトレーダーではない

・ハゲ先生は自身をギャンブラーであると理解分析

・勝ち続けるにはマイルールが必要

・ギャンブラーからトレーダーになるためにFXBTCを引退する

 といったものです。まさに文字通り金言で、非常に勉強になります。私も肝に銘じたいところです。

また、こちらの記事

仮想通貨で国内トップトレーダーの「ハゲ先生」が引退を表明で、分析手法を公開

(リンク先:市況BTCまとめ さん)

の後半にハゲ先生がこれまで打ち込んだもののトップ3が投下時間とともに紹介されています。ツイートによると

3位 5000時間:国家試験
2位 10000時間:FX
1位 15000時間:ネトゲー
 

とのことです。

3位は税理士の国家試験の試験対策と思われます。2位はFXです。1万時間。国家試験の2倍です。そしてそれらを合わせたほど膨大な時間を注ぎ込んだものがネトゲです。超有名トレーダーのcisさんは凄腕のゲーマーでもあります。やはりトレードとゲームには何か通ずるものがあるのでしょう。

なにより、ハゲ先生がFXとネトゲに費やした時間がともに1万時間を超えていることも驚きました。というのも、ある上場企業の起業家(ビリオネア)が講演会で「絶対に失敗しない起業方法」として「1万時間打ち込むこと」を挙げていました。彼曰く、「1万時間打ち込むと見える景色が変わり、勝ち筋が見えてくる。同じレベルに達している人が一気に減るので勝ちやすくなる。逆に、一流を究める道の入り口に立つには最低1万時間必要。司法試験合格に必要な時間も、医師になるまでに必要な時間も、プロ野球選手になるまでに必要な時間も、どれも最低1万時間。1万時間は毎日10時間打ち込んでも3年かかる。1万時間やったらすくなくとも失敗はしない。失敗するのは、1万時間やる前に諦めてしまうから。もしも1万時間やってもうまく行かない場合は何かが致命的に間違っているはずなので、ケーススタディーをしましょう」とのこと(うろ覚えですが、だいたいこんな感じのことを仰っていました。)。ハゲ先生のFXに費やした時間が1万時間というツイートを見て、「あ、1万時間の法則だ!」と思いました。

筆者もこれまでトレードには相当な時間を投じてきました。今でこそプラ転して少しは納税できるくらいになりましたが、今のペースだと1万時間の到達にはあと何年かかりそうです。とはいえ、筆者は1万時間やってもハゲ先生の域には到達しなさそうなので、別の勝ち筋を見つけます。※筆者がトレードに取り組んでいる時間の大半はシストレに費やしています。

合わせて読みたいハゲ先生関連記事

他にもハゲ先生関連の優良記事はいろいろあります。お勧めの記事をご紹介します。
元BitMEXランカーのハゲ先生に学ぶBTCFX|チャートはドル円(為替)のアルゴリズムを流用?リンク先:ビットコインFX狂想曲さん
ハゲ先生の手法がチャートともにわかりやすくまとめられています。

仮想通貨と税金のおはなし(トレーダー編) リンク先:togetter

仮想通貨税務における非居住者など リンク先:togetter

こちらの記事(まとめ)は元税理士であるハゲ先生による仮想通貨の税金に関する簡潔な解説で、とても有用です。2つ目の記事は課税における海外居住・非居住についてのツイートまとめです。ハゲ先生ご自身が香港にお住まいです。いずれもすでに消えてしまっている過去のツイートのまとめで、貴重な内容です。

仮想通貨を12億円にまで増やした億り人が教える、次にくる通貨は? リンク先:エキサイトニュース

こちらはハゲ先生のインタビュー記事です。投稿日は2019年6月4日と、新しめの記事です。昨年のBTCFX引退の経緯や今後の仮想通貨の中長期の値動きについて話されています。

あとがき

筆者はハゲ先生から4つの脅威を頂戴しました。
まず、①見ていて気持ちよくなるほどの大勝・爆益。そして②ものすごいネタバレ。さらに③その手法を実践できるトレーダーとしての実力です(先生はご自身をトレーダーではなくギャンブラーとおっしゃっていましたが…)。

ハゲ先生のネタバレツイートを見て「ああ、こんな勝ち方もあるんだ…というかこんな勝ち方を人力でやってのける人がいるんだ…」と、筆者は目からウロコでした。ハゲ先生はまだ誰も気づいていない勝ち筋にいち早く気づき、全力で果敢に実践し、爆益を積み上げられました。ただ、ハゲ先生の勝ち方は本当にすさまじかったのですが、負けた後のふるまいはさらに見習いたいです。つまり、こんな高レベルに達したトレーダーでも大失敗の後にはすぐに潔く負けを認めて、自己分析してしっかり反省して改善し、次に活かしていくという謙虚でクールな姿勢です。④スーパートレーダーは損を出してもなおカッコいい。これが4つ目の驚異です。このような姿勢があってこそ、さらに高みに上ることができ、次にもっと大きな利益を得るための原動力を得ることができるのでしょう。わずかでもなんとか見習いたいものです。

マーケットは常に正しいので、トレードで損を出したらすべて自分が悪い。間違いは即日認めて次に活かす。正しいマーケットにトレーダーが正しく合わせられた時だけ利益が得られる。トレードは究極のマーケットインですね。