2019年の上場企業時価総額、18年末から89兆8300億円増加

東京証券取引所の統計資料によると、

2019年末時点で国内の上場企業の時価総額は18年末に比べて89兆8300億円増加していました。
内訳も見ていきましょう。

18年末時点の時価総額は

東証1部 562兆円
東証2部 7.2兆円
JASDAQスタンダード 8.1兆円
マザーズ 5.0兆円
TOKYO PRO MARKET 263億円
JASDAQグロース 2410億円

計582.7兆円でした。

一方、19年末時点の時価総額は

東証1部 648兆円 (+86.1兆円:+15.3%)
東証2部 7.7兆円 (+0.5兆円:+6.9%)
JASDAQスタンダード 9.8兆円 (+1.7兆円:+21.3%)
マザーズ 6.4兆円 (+1.4兆円:+29.0%)
TOKYO PRO MARKET 373億円(+110億円:+41.7%)
JASDAQグロース 2970億円(+559億円:+23.2%)

計672.5兆円(+89.8兆円:+%)でした。

情報元 東京証券取引所 統計
https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/02.html

補足:
全ての市場で時価総額が増加しましたが、伸び率ではTOKYO PRO MARKETが最大でした。
ただし、TOKYO PRO MARKETの時価総額の合計は他の市場にくらべて非常に小さいので、分母が小さい不安定さも考慮する必要があると思われます。
一方、時価総額の増加金額は東証1部が最大で、増加金額のうち96%が東証1部でした。
JASDAQ、マザーズは東証1部より伸び率が大きくなっています。また、東証2部の伸び率はもっとも小さくなっています。

今年も時価総額が上昇することを期待したいですね。

さて、今回の記事の本文だけを見ると2019年に大きく成長したように思えます。
しかし、2018年末には株価が大きく下落していました。そこを基準にしての+89.8兆円であることは考慮すべきです。
実際、2017年末の時価総額合計は700兆円だったので、17年末と19年末(672.5兆円)を比べれば27.5兆円も減っています。
1年間で89.8兆円も増えたにも関わらず、17年末と比べればまだ減っています。

このように、相場はずっとつながっていて、金額やレートの増減は常に相対的な現象です。
「過去のどこか」と比べて今がどうなのか。
「過去のどこか」をどこに置くか次第で、話の中身も結論も180度反転します。

市況関連ニュースというものは常に、どこか2か所をひたすら比べ続けているだけです。
それが解ればニュースの読み方もちょっと変わるかもしれません。